三六高乃麻白青赤

タイトルの「三六高乃麻白青赤」は誤変換ではありません。昨日リサーチの仕事をしながら思い浮かんだことです。さて、何でしょう。答えはこのブログの後半に出てきますが、あんまり真剣に考えず「頭の体操」程度に軽く流してください。
ボクは独りで経営コンサルティング会社を経営しています。クライアントの業績やサービスなどを改善するお手伝いです。実際のコンサルティング業務では、「①あるべき姿を描き、②実態とあるべき姿のギャップを発見し、③その原因の仮説を立て、④改善策を考える」というプロセスを踏んで行きます。そのプロセスの中で疎かにできないのが「現状認識」の作業です。                    多くの経営コンサルタントが現状認識のために使うのは数値データです。クライアントの管理体制がしっかりしていれば、そこから上がって来る数値(定量データ)には一定の信頼性が置けるので、コンサルティングの前提として活用できます。ですから、ボクも数値データの読み込みを重視しています。
しかし、ボクは現状認識のために数値データと共に「現場リサーチ」に基づく現場の生情報を併用しています。現場の生情報とは、見たり聞いたり食べたり感じたりして五感で確認する「定性データ」です。誰でも判る単純な事実ばかりなのですが、いちいち現場に取材に行かねばならず、手間も体力も時間も必要なので、現場リサーチに力を注ぐコンサルタントはあまり多くないでしょう。当社が「リサーチ&コンサル」と、敢えて「リサーチ」を打ち出しているのは、ボクが足げく現場に通うことを全く厭わないからです。                                                                               昨日はリサーチで3万5000歩以上歩きました。都内はあいにくの小雨模様でしたが、気温が低かったので汗だくにはなりませんでした。昨日のボクの歩数計Fitbitは26㎞を示していますが、リサーチ以外の歩行距離も含まれているので、実質は25㎞弱といったところでしょう。地下鉄を使わなかったのは、現場の多くが必ずしも駅の近くではないので徒歩の方が効率的だったからです。都心では車を使うと逆に非効率ですし。また、ボクはポリシーとしてリサーチにタクシーを使いません。江戸期の人達もこうしてお江戸を歩きまわっていたのでしょう。
さて、ここでタイトルの「三六高乃麻白青赤」の答えです。昨日歩き回った東京都港区の地名の頭文字の漢字を組み合わせたものです。まず青山からスタートして、赤坂、乃木坂、六本木、麻布、白金、高輪、三田と港区内を「己」の字のように歩き、30か所以上の現場をリサーチしていたら、行く先々の地名の漢字に色と数字が多いことに気付き、面白い組み合わせができないそうだなあと考えたのが「三六高乃麻白青赤」です。「三六より高い麻は白か青か赤」みたいに読めますよね。あ、頭の体操にもなりませんでしたか。失礼しました。                                                            
最後に、このブログでボクが伝えたいことです。
ボクは他人より秀でた能力は何もありませんが、「たくさん歩ける」という何てことはない特徴だって「仕事の強み」になり得るということです。ボクは今年で60才です。同級生からは「定年」の声も聞こえて来るようになりました。みんなが「自分の強み」だと思っていないことが、案外メシの種になるかもしれません。独りビジネスはリスクも小さいし気も楽です。何よりも「自由」があります。会社をリタイアしたら「独立開業」がお奨めです。勇気と体力と忍耐力があれば、何とかなるものですよ。