高知商業高等学校の生徒が来社しました

先週、高知市立高知商業高校の生徒4名が、当社を訪問してくれました。
父が転勤族だった関係で、ボクは高校時代を高知で過ごし、今でも高校の同級生達との親交が続いています。
4か月ほど前、同級生で高知商業高校の教諭をやっている友人から突然連絡があり、「今秋、修学旅行で東京に行くんだけど、その際に生徒の企業訪問を受け入れてくれる先を探しており、お前んとこで何人か頼みたい!」(もちろん土佐弁で)と打診されました。
当社は会社と言っても個人企業ですし、こんな狭い事務所に来る生徒さんがかわいそうだと思い、最初は難色を示したのですが、「個人で起業した実体験やベンチャーキャピタルなどで身近に起業家を見て来た経験を生徒に語って欲しい。」と頼まれ、「そこまで言うなら」と引き受けることにしました。それにしても、企業訪問の受け入れ先探しまで担う先生稼業は大変ですね。
そして、季節外れの大雨が降った先週金曜日の朝、吉祥寺にある当社事務所に4名の生徒がやって来ました。
夕方の飛行機に間に合うよう、午後の吉祥寺発羽田行き直行バスに全員が乗りこみ、発車を見届けるまでがボクの責任です。午前中は座学として、「ボクの人生経験」や「仕事や起業についての考え方」、「これから大学生や社会人になって行くみんなへのアドバイス」などについて語りました。みんな、一生懸命聴いてくれてありがとう!
また、予め課題を出しておいた「起業プラン」を全員にプレゼンしてもらったのですが、みんなの視点が素晴らしいのです。「単なる金儲けのための起業」ではなく、全員が「身近な社会問題の解決」という観点からそれぞれのプランを熱く語ってくれました。高知商業高校には「ビジネスマネジメント」という授業があって、生徒の起業家マインド育成にも力を入れているとのこと。その成果なのでしょう。日本もまだまだ捨てたもんじゃありません。
座学を終えると、みんなでイタリアンに行って昼メシを食べ、その後バスの時間までの1時間ほどを自由時間として、雨上がりの吉祥寺を散策してもらいました。「吉祥寺で見つけた起業のヒントを後日レポートにして送ってください。」と宿題を出したのですが、1時間後にバス停に集合したみんなの手には、たくさんのお土産が。中にはUFOキャッチャーで大きなぬいぐるみをゲットした子もおり、いったいどんなレポートが送られてくるのか楽しみ、というか心配です。
今回の企業訪問受け入れは、ボクにとっても楽しい時間となりました。生徒全員が礼儀正しいだけでなく、素直で明るく純な笑いが絶えなかったからです。若者の底抜けな笑顔はいいですね。見ているだけでこちらも楽しくなってしまいます。また、今回の受け入れ準備のための資料作成を通じて、久しぶりに自分自身の棚卸が出来たことも、ボクにとってプラスとなりました。
そして、実利が大きかったのは事務所の大掃除ができたこと。いつも掃除をしようと思っているのですが、「エイやっ!」と動き出すきっかけがないと、なかなか実行出来ないものです。お陰様で事務所もきれいになりました。
高知商業のAさん、Nさん、Mさん、Mさん、そしてカルタゴを指名してくれたS先生、どうもありがとうごさいました。
なお、吉祥寺駅で撮った記念写真の掲載は、生徒と先生から承諾をいただいております。みんないい顔ですよね。