小阪裕司先生のワクワク系セミナー

昨日、小阪裕司先生のセミナーに参加しました。実は、私が密かに憧れている方です。通常、講演の様子は撮影できないのですが、昨日は、少しだけ写真撮影OKの時間があったので、末尾に掲載しておきます(@日経ホール)。

小阪先生は、「ワクワク系マーケティング実践会」という会員組織を主催し、“感性価値”という観点でビジネスを掘り下げ、会員(主として商人)をサポートしています。
毎週、日経MJに「招客招福の法則」というコラムを連載されているので、お読みになったことがある方もいらっしゃるかもしれません。

“感性”というと一見非科学的な観点ですが、小阪先生は「人の心が刺激されれば、それが動機付けとなって購買意識にスィッチが入り、購買行動につながり現場の売上が伸びて行く」という「心と行動の関係」を幾つもの事例を元に科学的に検証し、多くの商人に「目からうろこ」の示唆を与えています。

興味深いのは、人を動機付けるためのアプローチの考え方です。それはテクニックに拠るのではなく、「お客さんを悦ばせたい!」という純粋な商人的思考に基づくというのが小阪先生が見出した結論です。一見科学的ではないように感じますが、多くの事例を調べた結果、行き着いた答えだそうです。つまり、「一生懸命お客さんのことを考えなさい」ということですが、私も拙いコンサル経験の中で、同じ実感を持っています。肝心なのは「お客さんを悦び」と「儲け」を両立させることでしょう。

私は、投資会社時代から小阪先生の考え方が好きで、コンサルタントとして独立した今でも、小阪先生のように現場を見ようと心掛けています。そして、今後ともクライアントに一つでも多くの示唆を与えることができるよう、自分自身の感覚を研ぎ澄まして行きます。

当社は来月で設立から丸3年を迎えます。これまでの3年間は、多くの方に支えられながら「何とかかんとか」切り抜けて来た感じですが、来るべき第4期からは、会社としての方向性をしっかりと定め、自分自信にも一層の磨きをかけ、新たな舟を漕ぎ出すつもりでがんばります。

昨日は、小阪先生の講演を聴きながら、こんなことを考えておりました。

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