出張

先日、仕事で島根に行きました。 これで、全国47のうち46の都道府県の土を踏んだことになります。残すは鳥取県のみ。今回の出張は岡山から電車で島根に向かったので、途中鳥取県を通り過ぎましたが、下車しなかったので全都道府県制覇はお預けです。

ボクは、親が転勤族だった関係で、子供の頃から転居が多く、大学卒業までに西日本を中心に半分くらいの都府県に行ったことがありました。就職、結婚後も出張や旅行などで各地に行く機会がありましたが、40代で転職した外食企業でお店を回る仕事をした際に、鳥取と島根以外の全都道府県に行く経験をすることが出来ました。 その後、何回か仕事を変わり現在は独立していますが、今でも昔お世話になった外食企業のお店回りの仕事をさせていただき、全国各地を訪問する機会があります。そういうわけで、今回島根県に行けた次第です。

仕事で外食店舗を回ることが目的なので、地元のお店で名物料理を食べたり、名所を訪れたりということはありません。短い時は現地滞在2時間ということもあります。我ながら「もっと融通を効かせれば出張を楽しめるのに」と思うことはありますが、旅の目的に観光的要素が入ってしまうと、その出張は必ず失敗するような気がするので、セルフコントロールを心がけています。

それでも、全国各地を巡る仕事はとても面白いものです。中でも、街を歩いたりローカル列車やバスに乗るのは素敵な体験です。全国各地を訪れると、日本の均質化が進んでいることを実感しますが、車窓の風景や街並みを眺めたり、お店で売っている商品を見たり、お年寄り同士の会話に聞き耳を立てたりすると、やはりその土地に来た臨場感がわき起こり、「来たなー」という気持ちになります。 こんなボクが最も楽しみにしているのは、何と言っても現地の食べ物を買って帰り、自宅で味わうことです。大概は酒のつまみっぽいものになってしまいますが、家族も喜んでくれています。 ちなみに今回の島根県訪問では、最後の出雲で時間が全く無くなって買い物ができなかったので、知る人ぞ知る「吉田君クッキー」を買って帰りました。

こんなささやかな楽しみと共に、これからも全国巡りを続けることが出来るよう、セルフコントロールをモットーにしっかり目の前の仕事に立ち向かって行きます。 そうそう、最後に残った鳥取県は家族旅行にとっておきます(でも数年後)。その時はまた島根県を訪れて、出雲大社にお詣りしたいと思います。