こんなボクでも5年です

ボクが2012年10月に株式会社カルタゴを設立してから、10月1日で5年となりました。

49歳の時、前職で突然のリストラに遭いましたが、もう転職はしたくなかったので、何をする宛も無く50歳になる直前に個人会社を設立しました。でも、「捨てる神あれば拾う神あり」です。銀行⇒ベンチャーキャピタル⇒外食⇒ベンチャーキャピタルと歩んだ変てこりんな経歴のせいで、広く浅い業務経験と多くの人脈ができたことが幸いし、旧知の方々からお仕事のご紹介いただき、おかげさまでここまで忙しく充実した日々を送ることが出来ました。気が付いたら5年経っていたというのが正直なところです。皆様には心より御礼を申し上げます。そして家族にも感謝。

この間、何度も危機がありましたしが、「自分を信じる」というポリシーを曲げなかったからこそ、何とか会社を続けることが出来たと思っています。誰かが「負けなければいつかは勝てる」と言っていましたが、まさにそんな感じです。 とは言ってもまだまだ5年。10年、15年と継続できなければ意味がありません。これからも頑張ります。皆さま、引き続きご支援よろしくお願いします。

さて、この5年間を振り返って思うのは、起業後には“セルフコントロール”がとても重要になるということです。個人経営者は、会社員と違って誰も指示を出してくれませんし、健康を害しても誰も代わりに働いてくれません。苦手な業務も自らこなさなければなりません。有頂天で浮かれてる暇も愚痴ってる時間もありません。常に自分を律する意識を持たなければ「即負け」で、永続的な会社運営ができなくなってしまいます。一見厳しい世界のようですが、義務と権利が裏腹の関係にあるように、自分を律する見返りには自由というご褒美があります。全てを自分で判断し行動できる生き方を一度味わったら、もう二度と人に束縛される身分には戻れませんよ。

ボクは「スタートアップハブ東京」という東京都が運営する創業支援施設で、週1回程度創業希望者向けの相談員をしています。色々な方が相談にいらっしゃいますが、特にボクと同じような個人起業志望の方には「細くても長く続く事業」になれるようアドバイスを心掛けています。ボクは一人でも多くの方に「自分で生きる生き方」を歩んで欲しいと思います。こんなボクでも独りで5年やって来れました。強い気持ちがあれば大丈夫だということが判りました。ボクは声を大にして言いたいです。「そろそろ会社員を辞めて自分で生きてみたい。」と考えている方、こっちにおいで!!