カルタゴと家族の2013年

芙蓉亭

今日は、奥さんと娘と私の3人で、吉祥寺のカルタゴオフィス隣にあるフレンチレストラン芙葉亭でランチを楽しみました。
最近、出張続きで忙しかったのと、一人会社ということで、今年は仕事関係の忘年会がゼロでした。というわけで、今日はカルタゴの忘年会も兼ねております。

さて、今回はカルタゴと、少しだけ家族の2013年を振り返ります。

私は2012年春に前職のベンチャーキャピタルを退職し、10月に株式会社カルタゴを設立しました。
その後、幸運にも昔お世話になった数社の企業と顧問契約を締結させていただき、2013年は年初からリサーチ&コンサルティング業務に没頭することができました。
また、1月には吉祥寺のシェアオフィスにブースをお借りし、狭いながらも事務所を持つことができました。
そういう意味で、カルタゴは2013年1月から本格的にスタートしたと言えます。

一方、家庭では、年初から3人の子供達が人生の重要な局面を迎えていました。
長男は大学卒業を前に就職先が決まっておらず、次男は1浪中、長女は高校受験でした。しかし3人とも苦労の末に、壁を乗り越えてくれました。4月からは、それぞれが進んだ道で頑張ってくれています。
結果的に、2013年は家族にとっても将来につながる良いスタートを切ることができた年となりました。

夏には、夫婦と娘の3人で、ここ数年行っていなかった家族旅行に出掛けました。長崎と福岡への小旅行は、私にとって良い思い出となりました。ちょうど1年前は失業保険をもらっていたのに、今年は一丁前に家族旅行が出来る身分になったことが嬉しく、また誇らしかったのです(旅行代は奥さんが出してくれたんですけどね)。

その後、10月1日にカルタゴは設立1周年を迎えました。このタイミングで9か月間お世話になったシェアオフィスを退去し、同じ吉祥寺にワンルームマンションを借りて自社オフィスとしました。吉祥寺駅からすぐの好立地で井の頭公園を臨む素晴らしい環境です。
まだ銀行員だった20代前半、吉祥寺からバス15分のアパートに住んでいた私は「いつか会社を興して吉祥寺にオフィスを構えられたらなぁ~」なんてぼんやり思っていたのですが、そんな夢が実現したのも2013年でした。

11月には第1期決算を〆めました。吹けば飛ぶような業績です。しかし、目標としていた法人税納付を達成し、自分としては納得できる決算だったと思っています。納めた金額は僅かでも、社会の一員たる法人として、クライアント以外のお役に立てたことが、一人の経営者としての誇りです。

そして12月。
あと数日で2013年が終わり、2014年が始まります。おかげさまでクライアントも徐々に増え、ますます気合が入ります。来年は更に成長を実感できる1年にしたいと思います。

写真は、オフィスから見える井の頭公園です。10月にはまだ青々としていた木々が、11月には紅葉で色づき、そして12月には落葉して井の頭池が見えるようになりました。
自然も人生も企業も、どんどん変化して行きます。良い時期もあれば、耐えなければならない時期もある。冬枯れの後に春の芽生えが訪れるように、カルタゴも様々な変化に対応しながら逆境を乗り越え、成長して行きたいと思います。そして子供達もそうあって欲しいと願います。
12月風景

私はこれまでの29年間の社会人生活の中で、この1年ほど「仕事が出来る喜び」を実感したことはありませんでした。「あー今日も仕事が出来る。有難い!」という感覚は、サラリーマン時代とは全く異なります。
開業初年度から仕事のチャンスを頂けたことを心から感謝します。皆様に、そして神様に!

おかげさまで、カルタゴも家族もこの2013年を飛躍の年にして、2014年を迎えることが出来ます。カルタゴと我が家族を暖かく見守っていただいた全ての皆様、本当にありがとうございました。

2013年12月
株式会社カルタゴ 代表取締役 池田淳